※本記事はプロモーションを含みます
- ブログとnoteの収入は何が違う?まず収益化の仕組みを比較
- noteの収入はどのくらい?2026年公表の約30万件分析を見る
- noteでは何を書けば収入につながる?実用ノウハウ系が高単価
- noteは長文ほど稼げる?文字数と売上の相関はほぼゼロ
- ブログの収入はどのくらい?2026年調査の991件から見る現実
- ブログ収入はどう作る?PVだけでは決まらない
- ブログとnoteは結局どちらが稼ぎやすい?
- ブログとnoteは併用できる?「市場調査」と「商品」に分ける
- 2026年以降のブログとnoteでは何が収入差を生む?
- 考察:トップ層の収入より「改善できる数字」を持つ方が重要
- まとめ:ブログは集客を積み上げ、noteは経験を直接商品化しやすい
- よくある質問
ブログとnoteは、収入額だけでは単純比較できず、ブログは集客を収益へつなぐ仕組み、noteは知識や経験を直接販売する仕組みに強いのが結論です。
この記事では、2026年に公表・実施された一次資料を中心に、noteの約30万件の分析と、アフィリエイト運営者991件の調査を比較します。なお、両データは母集団が違うため、「平均収入はどちらが上か」ではなく、何を積み上げると収入になるのかという収益構造を軸に見ていきます。
- ブログとnoteの収入は何が違う?まず収益化の仕組みを比較
- noteの収入はどのくらい?2026年公表の約30万件分析を見る
- noteでは何を書けば収入につながる?実用ノウハウ系が高単価
- noteは長文ほど稼げる?文字数と売上の相関はほぼゼロ
- ブログの収入はどのくらい?2026年調査の991件から見る現実
- ブログ収入はどう作る?PVだけでは決まらない
- ブログとnoteは結局どちらが稼ぎやすい?
- ブログとnoteは併用できる?「市場調査」と「商品」に分ける
- 2026年以降のブログとnoteでは何が収入差を生む?
- 考察:トップ層の収入より「改善できる数字」を持つ方が重要
- まとめ:ブログは集客を積み上げ、noteは経験を直接商品化しやすい
- よくある質問
ブログとnoteの収入は何が違う?まず収益化の仕組みを比較
結論から言えば、ブログは「読者を集めた後の行動」を収益化し、noteは「コンテンツそのもの」を収益化しやすい媒体です。
同じように文章を書いていても、お金が発生する地点が違います。
ブログでは、Google AdSenseなどの広告や、商品・サービスを紹介して成果報酬を受け取るアフィリエイトが代表的です。
一方、noteでは有料記事や月額課金型のメンバーシップなどを利用し、経験、知識、ノウハウ、作品そのものを商品として販売できます。
比較項目 ブログ note
主な収益源 広告・アフィリエイトなど 有料記事・メンバーシップなど
収益が生まれる場所 広告表示・商品購入・申込など 記事購入・月額課金など
初期準備 サイト構築や各種設定が必要 アカウント作成後に投稿しやすい
主な集客経路 検索・SNS・外部サイトなど note内回遊・検索・SNSなど
経験の直接販売 別の商品設計が必要な場合がある 有料記事として販売しやすい
運営の自由度 独自サイトなら比較的高い プラットフォーム仕様に依存
向いている運営 検索需要を積み上げる 経験・知識を商品化する
たとえば、自分が実際に経験した転職活動について「企業研究で何を調べたか」「面接前日に何を確認したか」という具体的な手順を一つの商品として売るなら、noteと相性があります。
一方、「転職 面接 服装」「転職 履歴書 書き方」「転職 面接 質問」のような複数の検索ニーズに記事で答え、長期的に読者との接点を増やしていくなら、独自ブログで設計しやすくなります。
つまり、noteは記事を商品にしやすく、ブログは記事を集客資産にしやすいという違いです。
この構造を理解せず、トップ層の収入だけを見て「こちらの方が稼げる」と決めると判断を誤りやすくなります。
ブログとnoteの違いを理解したうえで、ブログ収益化の仕組みを基礎から整理したい方は関連情報も確認できます。
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noteの収入はどのくらい?2026年公表の約30万件分析を見る
noteの収益実態を考えるうえで参考になるのが、note株式会社が2026年1月7日に公表した「note、約30万件の有料記事を分析。はじめたばかりでも収益につながりやすいテーマが明らかに」という分析です。
同社は、noteで売買された有料記事と月額課金型メンバーシップのデータを統計的に分析しています。分析全体では約30万件規模のデータが扱われています。note株式会社
特に目を引く数字が、年間売上トップ1000クリエイターの平均売上約1515万円です。
この年間売上の対象期間は、2024年12月から2025年11月までの1年間です。note株式会社
ただし、この1515万円を「note利用者の平均年収」と受け取ってはいけません。
あくまで売上上位1000人だけを抽出した平均値だからです。
また、ここで示されているのは「売上」であり、手数料などを考慮した手取り額や所得と同じ意味ではありません。
トップ層の数字は「この規模の市場が存在する」ことを示す材料にはなりますが、新しくnoteを始めた人が期待できる平均収入を示す数字ではないのです。
この違いは非常に重要です。
noteのメンバーシップ売上は前年同月比81.3%増
note株式会社の同分析では、2025年11月のメンバーシップ売上が、2024年11月との比較で81.3%増となりました。
購入件数は86.3%増、売上が発生したクリエイター数は100.5%増となっています。note株式会社
さらに、育児カテゴリのメンバーシップでは、売上トップ10のうち7人が参入から1年以内のクリエイターだったとされています。note株式会社
ここから読み取れるのは、「古くから活動している人しか売れない」とまでは言えないということです。
一方で、トップ10に新規参入者が7人いたことと、「新規参入者なら誰でも売れやすい」ことは別です。
成功例の存在は市場機会を示しますが、自分が同じ結果になる確率を示しているわけではありません。
noteの有料記事売上は26.8%増
有料記事についても、2025年11月の売上は前年同月比で26.8%増となっています。
有料記事から収益を得たクリエイター数も42.0%増でした。note株式会社
つまり、一部のトップ層だけでなく、収益が発生したクリエイター数そのものも前年同月比では増えています。
市場が拡大していることを考える材料にはなります。
ただし、市場が伸びれば販売する側も増えます。
そのため筆者としては、これからのnoteでは「有料に設定すること」より、誰の何を解決し、なぜ自分の経験にお金を払う理由があるのかを明確にする重要性が高まると考えています。
noteでは何を書けば収入につながる?実用ノウハウ系が高単価
note株式会社は、売上が発生した有料記事について、内容と販売価格も分析しています。
単価・文字数分析の対象は、2025年1月から10月までに投稿され、売上が発生した有料記事約26万件のうち、明確に分類できた記事です。
さらに「実用ノウハウ系」と「読み物系」に分け、各分類の売上上位20%を「売れている記事」として分析しています。note株式会社
その結果、平均価格は、
- 実用ノウハウ系:1842円
- 読み物系:983円
となりました。
実用ノウハウ系は読み物系の約1.9倍です。note株式会社
実用ノウハウ系とは、IT・ビジネススキル、キャリアなど、スキル向上や課題解決を目的として購入される情報を指します。
読み物系には、小説、マンガ、エッセイ、コラムなどが含まれます。
ここで注目したいのは、単純な文章量ではありません。
購入後に何を得られるのかが想像しやすい情報ほど、価格を付ける理由を作りやすいという点です。
たとえば「副業について考えたこと」という文章より、「会社員が平日1時間で副業時間を確保するために使った週間スケジュール」の方が、読者は購入後に得られる価値を想像できます。
「何を知っているか」だけではなく、「その知識を読者がどう再利用できる形に変えるか」が商品設計になります。
2025年に伸びたnoteのカテゴリは?
同調査では、2024年度と2025年度の1月1日から11月30日までの同期間を比較し、有料記事の急上昇カテゴリも分析しています。
上位は、
- テクノロジー・AI活用:268.6%
- SNS・コンテンツ運用:258.7%
- 複業・在宅ワーク実践:179.0%
- デザイン・動画制作:155.4%
- 育児・教育:137.3%
でした。note株式会社
メンバーシップでは育児が393%、政治・時事解説が162%、ITが143%の成長率として示されています。note株式会社
ただし、有料記事のカテゴリは記事につけられたハッシュタグを14カテゴリに分類しており、一つの記事が複数カテゴリに重複集計される場合があります。
したがって、各カテゴリの数字を単純合計してnote全体の成長率として扱うことはできません。note株式会社自身も、この数値をカテゴリ別傾向を見る指標として説明しています。note株式会社
ここまで条件を確認して初めて、数字を正しく使えます。
「AIが伸びているからAI記事を書けば売れる」という意味ではありません。
需要が伸びているテーマであっても、その中で読者が何を解決したいのかまで絞り込む必要があります。

noteは長文ほど稼げる?文字数と売上の相関はほぼゼロ
noteの公式分析では、長文になるほど売上が増えるという明確な関係は確認されていません。
売れている記事について、有料エリアの文字数と売上の相関係数は、
- 実用ノウハウ系:-0.023
- 読み物系:0.011
でした。note株式会社
相関係数は1に近いほど正の関係、-1に近いほど負の関係が強く、0に近いほど関係が弱い指標です。
どちらもほぼ0なので、少なくとも今回の分析対象では「有料部分を長くすれば売上が上がる」という関係は確認できません。
さらに実用ノウハウ系は、読み物系より有料部分が短い傾向がある一方、平均価格は約1.9倍でした。note株式会社
この結果は、ブログ運営にも参考になります。
SEO記事では、検索者の疑問を網羅した結果として長文になる場合があります。
しかし、「5000文字書けば評価される」「1万文字なら上位表示できる」と文字数そのものを目的にすると、読者に必要のない情報まで増やしかねません。
noteでも同じです。
5000文字だから1000円、1万文字だから2000円という単純な価格計算にはなりません。
読者が欲しい答えへ、どれだけ無駄なく到達できるか。
こちらの方が文字数より重要だと私は考えます。
ブログの収入はどのくらい?2026年調査の991件から見る現実
ブログ側について参考になる一次資料が、NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2026年」です。
調査期間は2026年3月25日から4月15日までで、国内主要ASPの協力のもと、主要ASPに会員登録しているアフィリエイトサイト運営者を対象に実施されています。2026年調査は2005年以来20回目に当たります。アフィリエイトマーケティング協会
有効回答数は991件です。
この調査で示された月間アフィリエイト収入の分布は、次の通りです。
- 収入はない:28.7%
- 1000円未満:10.6%
- 1000円以上5000円未満:9.7%
- 5000円以上1万円未満:3.8%
- 1万円以上3万円未満:7.2%
- 3万円以上5万円未満:3.2%
- 5万円以上10万円未満:5.0%
- 10万円以上20万円未満:4.2%
- 20万円以上50万円未満:3.9%
- 50万円以上100万円未満:4.4%
- 100万円以上500万円未満:7.5%
- 500万円以上:11.7%
特に確認したいのは、「収入はない」28.7%と「1000円未満」10.6%を合わせると39.3%になる点です。
この数字から、ASPへ登録してアフィリエイトに取り組んでいても、まとまった収入に至っていない回答者が少なくないことは分かります。
しかし、「ブログを始めた人の39.3%が1000円未満」と一般化してはいけません。
この調査対象は、日本のすべてのブロガーを無作為抽出したものではなく、主要ASPに登録するアフィリエイトサイト運営者だからです。アフィリエイトマーケティング協会
また、調査されているのは月間のアフィリエイト収入です。
AdSenseなどの広告収入、自社商品の売上、執筆料などをすべて合算した「ブログ総収入」の分布ではありません。
ここを曖昧にすると、正しい数字でも間違った結論を作ってしまいます。
さらに月500万円以上という回答も11.7%存在しますが、副業初心者の期待値として使うのは適切ではありません。
回答者には長期運営者や事業規模の大きい運営者も含まれます。
つまりこの調査が示しているのは、「初心者はいくら稼げるか」という答えではなく、アフィリエイト市場には収益ゼロから非常に大きな収入まで幅広い運営者が存在するという現実です。
ブログ側の収益を考えるときは、PVだけではなく遷移率・申込率・承認率まで分解する必要があります。収益設計を詳しく確認したい方はこちらも参考にしてください。
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ブログ収入はどう作る?PVだけでは決まらない
ブログの収入を理解するには、広告とアフィリエイトを分けて考える必要があります。
Google AdSenseなどの広告収益は、アクセス数が増えるほど収益機会も増えやすい一方、広告単価や表示状況、閲覧環境などによって実際の収益は変動します。
そのため、「1PVなら必ず何円」と固定して考えることはできません。
仕組みを理解するための仮定として1PV当たり0.25円と置いた場合、月5万円には、
50,000円 ÷ 0.25円 = 200,000PV
が必要になります。
ただし、これは収益保証ではなく計算例です。
実際の収益単価が違えば、必要PVも変わります。
一方、アフィリエイトではPVだけで考えるとさらに実態から離れます。
成果報酬5000円の案件で10件承認されれば5万円です。
これを分解すると、
アクセス数 × 商品への遷移率 × 申込率 × 承認率 × 報酬単価
という構造になります。
たとえばアクセス数が5000、商品への遷移率20%、申込率2%、承認率80%、報酬5000円なら、
5000 × 20% × 2% × 80% × 5000円 = 8万円
という計算になります。
これは実績値ではなく、収益構造を説明するモデルです。
重要なのは、アクセスだけを増やせばよいわけではないことです。
検索意図と紹介するサービスの一致度を上げて遷移率が改善したり、申込前の不安を記事内で解消して申込率が改善したりすれば、アクセス数が同じでも結果は変わります。
逆に10万PVあっても、商品購入や申込と関係が薄い検索テーマばかりなら、大きなアフィリエイト収入につながらないことがあります。
ここがnoteとの構造的な違いです。
noteでは記事そのものの購入がゴールになりやすいのに対し、ブログでは無料記事を読んだ後の行動まで含めて設計する必要があります。

ウェブマーケティング実務ではどの数字を見るのか
私がウェブマーケティングの実務で重視してきたのも、単純な記事数やPVだけではありません。
検索結果に表示されてもクリックされていなければ、タイトルや検索意図とのズレを疑います。
記事が読まれても次のページへ進まなければ、導線や紹介内容との一致を確認します。
商品ページへ進んでも申込が発生しなければ、「読者の検討段階と紹介したサービスが合っているか」「記事中で必要な判断材料を提示できているか」を見直します。
このように、
表示回数 → クリック → 記事閲覧 → 商品への遷移 → 申込 → 承認
と工程を分解すれば、「収益が出ない」という一つの結果を、修正可能な複数の問題へ変えられます。
これは私がブログ収益化で特に重要だと考えている考え方です。
実績を大きく見せるために都合のよい売上数字だけを示すより、どこで数字が落ちているのかを確認する方が再現性があります。
noteでも同じです。
無料部分は読まれているのに購入されないなら、価格だけでなく「購入すると何が分かるか」の提示方法を見直す必要があります。
メンバーシップで新規加入はあるのに継続されないなら、集客より継続価値に課題がある可能性があります。
つまり、媒体は違っても、売上を一つの数字として眺めず、途中工程へ分解するというマーケティングの基本は共通しています。
ブログとnoteは結局どちらが稼ぎやすい?
結論は、検索から長期的な集客基盤を作りたい人にはブログ、自分の経験や専門知識を直接販売したい人にはnoteが向いています。
「どちらが平均的に稼げるか」という比較には、現時点で注意が必要です。
理由は、今回取り上げた数字の対象がまったく違うからです。
noteの約1515万円は、2024年12月から2025年11月までの売上トップ1000クリエイターの平均売上です。note株式会社
一方、アフィリエイトマーケティング協会の2026年調査は、主要ASPへ登録している運営者991件のアンケートで、収入がない層から高収入層まで含みます。アフィリエイトマーケティング協会
この二つを直接比較して「noteの平均は1515万円だからブログより稼げる」と結論づけることはできません。
例えるなら、プロスポーツの上位選手だけの平均と、初心者からベテランまで含む競技参加者全体を比べるようなものです。
数字そのものが正しくても、母集団が違えば比較結果の意味が変わります。
副業会社員が見るべきなのは、最高額ではなく自分が毎週どの作業を継続できるかです。
ブログでは、
- 検索キーワードを調べる
- 検索意図を分析する
- 記事を書く
- 表示回数やクリック率を確認する
- 商品への遷移率を確認する
- 申込や承認状況を見る
- 必要な記事をリライトする
といった改善が中心になります。
noteでは、
- 自分の経験や知識を棚卸しする
- 誰の問題を解決するか決める
- 無料部分で購入価値を説明する
- 有料部分を制作する
- 購入者の反応を確認する
- メンバーシップなら継続価値を提供する
といった仕事が中心です。
文章を書くという表面的な行為は似ていますが、収益を作る仕事はかなり違います。
検索データを調べて改善することが苦にならないならブログ。
自分の経験を整理し、人が再利用できる形に変換することが得意ならnote。
この基準の方が、トップ層の収入ランキングより実務的です。
ブログとnoteは併用できる?「市場調査」と「商品」に分ける
ブログとnoteは競合ではなく、役割を分けて併用することも可能です。
私はここが、単純な収入比較では見落とされやすいポイントだと考えています。
ブログを検索需要の確認に使い、noteをより深い経験やノウハウの商品化に使う方法です。
たとえば、ブログで複数の記事を公開しているとします。
その中で特定の記事だけ検索表示回数が伸び、関連記事も読まれているなら、「この悩みには継続的な需要がある」という仮説を立てられます。
さらに読者から同じ質問が繰り返し出るなら、そのテーマについて、
- 実際に使った手順
- テンプレート
- 詳細な事例
- 判断基準
- 継続的な解説
などを別商品として設計できます。
つまり、ブログを「何が求められているかを調べる市場調査装置」として使い、その結果からnoteの商品企画を考えるわけです。
逆方向もできます。
noteの無料記事で複数テーマを発信し、反応が良いテーマを独自ブログで検索向けの記事群へ展開する方法です。
ここで大切なのは、ブログの記事を意図的に薄くして「答えは有料記事へ」と誘導しないことです。
検索から来た読者には、無料記事だけでも検索意図に対する答えを提供する。
そのうえで、個別具体的なテンプレートや実践記録など、さらに深い情報が必要な人に別の商品を用意する。
この方が読者との信頼関係を保ちやすいと考えます。
両方を使う本当の価値は、「収益源が二つになる」という単純な話だけではありません。
一方で得た読者の反応を、もう一方の商品・記事企画へ使えることにあります。
感覚で100記事作るより、反応を確認してから次の記事や商品を作る方が合理的です。
2026年以降のブログとnoteでは何が収入差を生む?
2026年以降を考えるうえでは、一般情報をまとめる能力より、本人にしか出せない経験をどう整理するかが重要になると筆者は考えています。
これは、前述したすべての公開統計から直接導かれた結論ではなく、ウェブマーケターとしての私見です。
生成AIを利用すれば、ネット上にすでに存在する一般情報を整理した文章は以前より作りやすくなりました。
その一方で、
「実際に何を試したのか」
「どの数字を見たのか」
「なぜその方法をやめたのか」
「どこを修正したのか」
「どんな条件では結果が変わったのか」
といった一次経験は、その人自身が記録しなければ作れません。
note株式会社の2026年1月7日の分析でも、同社はAI時代だからこそ量ではなく、その人にしか語れない経験やノウハウに価値があるという趣旨を示しています。note株式会社
ただし、「一次経験を書けば必ず売れる」という意味ではありません。
経験には、読者が再利用できる形への編集が必要です。
ブログであれば、一次経験を検索者の疑問と結びつけます。
noteであれば、一次経験を手順、判断基準、テンプレート、事例などの形に整理します。
したがって、私は今後の収入差を生むのは記事数だけではなく、情報の希少性、具体性、検証可能性、読者への実用性だと見ています。
考察:トップ層の収入より「改善できる数字」を持つ方が重要
今回のデータを比較して、私が最も重要だと考えるのは、ブログとnoteの「最高収入」ではありません。
自分の収益を途中工程へ分解し、改善可能な数字を持てるかどうかです。
noteの年間売上トップ1000平均約1515万円は、市場規模の可能性を見るうえでは印象的な数字です。
しかし、それは初心者の期待年収ではありません。
一方、アフィリエイト運営者の39.3%が月1000円未満だったという数字も、「約4割はブログで稼げない」という意味ではありません。
主要ASPに登録した運営者991件の月間アフィリエイト収入という、対象を限定した数字だからです。
こうした統計を見るときは、数字より先に、
誰を調べたのか。何を収入として数えたのか。どの期間なのか。
を確認する必要があります。
これは副業情報を読むときの基本です。
ブログなら、
検索表示 → クリック → 記事閲覧 → 商品遷移 → 申込 → 承認
と分けます。
noteなら、
記事閲覧 → 無料部分の理解 → 有料部分への関心 → 購入 → 満足 → 継続
という形で考えられます。
数字を分ければ、「売れない」という曖昧な問題が、「クリックされない」「購入価値が伝わらない」「継続されない」といった具体的な課題に変わります。
副業では使える時間が限られます。
だからこそ記事数を競うより、「今どこの数字が悪いのか」を確認した方が改善しやすくなります。
筆者としては、ブログとnoteのどちらを選ぶ場合でも、最初から大きな成功例を自分の基準にすることは勧めません。
最高額は可能性を示しますが、自分の再現性を保証しないからです。
まず小さく発信し、読まれたテーマを確認する。
反応がなければテーマや入口を見直す。
反応があるなら、その理由を調べて次の記事や商品へ展開する。
この循環を作れる媒体を選ぶことの方が、単純な「どちらが稼げるか」という二択より重要です。
まとめ:ブログは集客を積み上げ、noteは経験を直接商品化しやすい
ブログとnoteの収入は、同じ基準では比較できません。
ブログは検索などから読者を集め、広告やアフィリエイトなどへつなげる収益モデル。noteは経験・知識・作品を有料記事やメンバーシップとして直接販売しやすい収益モデルです。
note株式会社が2026年1月7日に公表した分析では、年間売上トップ1000クリエイターの平均は約1515万円でした。対象期間は2024年12月から2025年11月で、これは利用者全体の平均ではありません。note株式会社
同分析では、2025年11月のメンバーシップ売上が前年同月比81.3%増、有料記事売上が26.8%増でした。
売れている有料記事の平均価格は実用ノウハウ系1842円、読み物系983円で、有料部分の文字数と売上の相関係数はそれぞれ-0.023、0.011でした。note株式会社
ブログ側では、NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2026年」が参考になります。
主要ASPに登録するアフィリエイトサイト運営者991件を対象とした調査で、月間アフィリエイト収入が「収入はない」28.7%、「1000円未満」10.6%でした。
合わせると39.3%です。
ただし、こちらも日本の全ブログ運営者の平均収入を表す数字ではありません。
したがって、副業で選ぶなら、
検索需要を調べ、流入から成約まで改善する仕事を続けたいならブログ。
自分の経験や専門知識を整理し、その情報そのものを商品として届けたいならnote。
という収益構造で判断する方が合理的です。
両方を利用する場合は、ブログで需要を確認し、反応が強いテーマをnoteの商品企画へつなげる方法もあります。
トップ層の金額を見るだけでは、自分に向く媒体は分かりません。
「どの数字なら自分で改善できるか」まで考えて選ぶことが、長期的な収益化では重要です。
よくある質問
ブログとnoteでは初心者はどちらから始めるべきですか?
検索から継続的に読者を集める仕組みを作りたいならブログ、自分の経験や専門知識を早い段階から商品として販売したいならnoteが候補です。
初心者だから一律にどちらが有利というより、SEOの調査・改善と、コンテンツ販売の企画・改善のどちらを続けやすいかで判断する方が現実的です。
noteのトップ1000平均1515万円は利用者全体の平均収入ですか?
違います。
note株式会社が2026年1月7日に公表した分析における、2024年12月から2025年11月までの年間売上トップ1000クリエイターの平均売上です。note利用者全体や初心者の平均収入を示す数字ではありません。note株式会社
ブログの「月1000円未満39.3%」は全ブロガーの割合ですか?
違います。
NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の2026年調査に回答した、主要ASPに登録するアフィリエイトサイト運営者991件について、月間アフィリエイト収入が「収入はない」28.7%、「1000円未満」10.6%だったものを合計した数字です。
すべてのブログ運営者の総収入を調べた数字ではありません。
ブログとnoteを両方運営しても問題ありませんか?
可能です。
ブログで検索需要を確認して新規読者との接点を作り、特に反応が強いテーマについて、実践手順やテンプレートなどの深い情報をnoteで提供する役割分担が考えられます。
ただし、最初から両方へ大量投稿するより、まず一つのテーマで反応を確認し、数字を見ながら展開した方が運営負担を管理しやすくなります。
ブログ収益化について、仕組み・集客・収益導線まで体系的に確認したい方は関連情報も参考にしてください。
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黒木智也(くろきともや)
ウェブマーケター


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