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ブログ収入の実例では、100記事を超えても月444円だった時期から、改善を重ねて月3万5172円まで伸びたケースがあり、記事数だけでは収益を説明できません。
ブログ副業を始める前に知っておきたいのは「何記事書けば稼げるか」ではなく、アクセス、検索意図、収益方法、改善内容がどう変化したかです。実際の公開データを追うと、その違いがはっきり見えてきます。
ブログ収入の実例は?ヘボ氏は初月0円から月3万5172円へ伸びた
ブログ収入の現実を見るうえで参考になるのが、ブログ運営者「ヘボ」氏が公開している収益推移です。
ヘボ氏は2018年12月からブログ運営を始め、その後、複数サイトの運営や500記事以上の執筆経験を公開しています。しかし、開始直後から順調に収益が増え続けたわけではありません。
公開されている代表的な時点を整理すると、次の通りです。
時期 記事数 月間PV 月収 Googleアドセンス アフィリエイト
2018年12月 3記事 484PV 0円 ― 0円
2019年12月 86記事 11,164PV 3,102円 1,582円 1,520円
2020年6月 105記事 6,666PV 444円 336円 108円
2021年3月 180記事 41,599PV 35,172円 7,343円 27,829円
初心者にとって特に重要なのは、105記事まで増えていた2020年6月でも月収は444円だった点です。
「ブログは100記事書けば稼げる」という言い方を目にすることがありますが、この実例だけを見ても、100記事という本数そのものに収益を発生させる力があるわけではないと分かります。
2019年12月には86記事、月間11,164PVまで到達し、月収は3,102円でした。
ところが、そこから記事数を105記事まで増やした2020年6月には、月間PVが6,666まで減り、月収も444円まで下がっています。
つまり、記事数は増加したのにアクセスと収入は低下したわけです。
この動きは非常に示唆的です。
記事を増やすことと、検索される記事を増やすことは同じではありません。
さらに、検索される記事を増やすことと、収益につながる記事を増やすことも別の問題です。
その後、2021年3月には180記事、41,599PV、月収35,172円まで伸びています。
収益の内訳はGoogleアドセンス7,343円、アフィリエイト27,829円です。
35,172円に占めるアフィリエイト収益の割合を計算すると、約79%になります。
ここから分かるのは、単純にアクセスが増えただけではなく、収益構造そのものも変わっていたという点です。
ヘボ氏はブログ運営を振り返るなかで、無料ブログ、日記型の記事、雑記的な運営、アドセンスへの依存などを課題として挙げています。
その後はWordPressの利用、ジャンル選定、アフィリエイトの活用、記事同士の導線づくり、アクセス解析や改善などに取り組んでいます。
もちろん、これは一個人の事例です。
同じ記事数を書いたからといって、別の人が同じPVや収益になるわけではありません。
それでも、この推移は初心者にとって価値があります。
なぜなら、「成功した月」だけではなく、記事を増やしても収益が下がった停滞期まで確認できるからです。
私は、ブログ収入の実例を見る際には、最高月収より停滞期のほうが参考になる場合が多いと考えています。
うまくいっている数字だけを見ても、その人と自分の違いを分析しにくいからです。
一方、「どこで伸びなかったか」「その後に何を変えたか」を追えば、自分のブログにも応用できる判断材料が増えます。
ブログ収入は記事数に比例する?100記事でも月444円だった意味
結論から言えば、ブログ収入は記事数には比例しません。
ヘボ氏の実例では、86記事だった2019年12月の月収が3,102円だったのに対し、105記事となった2020年6月には444円まで低下しています。
さらに2021年3月には180記事で35,172円となっています。
2020年6月から2021年3月を比較すると、記事数は105記事から180記事へ約1.7倍になりました。
一方、月収は444円から35,172円へ約79倍に増えています。
もし記事数と収益が単純に比例するなら、この差は説明できません。
同じ期間に月間PVも6,666から41,599へ増えており、約6.2倍になっています。
それでも収益は約79倍ですから、PVだけでも説明しきれません。
ここから見えるのは、ブログ収益が複数要素の掛け算で決まるということです。
例えば、次のような要素があります。
- 検索需要があるテーマを扱っているか
- 検索する人の疑問に記事が合っているか
- 検索順位を獲得できているか
- 読者が次に読む記事への導線があるか
- 読者の課題と紹介する商品・サービスが一致しているか
- 収益記事へ適切に読者を送れているか
- 成果条件や承認条件が案件と合っているか
- 古くなった記事を更新しているか
記事数は、このなかの「コンテンツ量」に関わる一つの指標にすぎません。
私は記事数を、店舗の商品棚に近いものだと考えています。
棚を100台並べても、客が探していない商品だけなら売上にはつながりません。
人が入ってきても、目的の商品が見つからなかったり、売り場への案内がなかったりすれば、購入されにくくなります。
ブログも同じです。
100記事という数字そのものではなく、100記事の中に検索需要と読者意図に合ったページが何本あるかを見る必要があります。
では「まず100記事」は間違いなのか?
100記事を目標にすること自体が間違いというわけではありません。
初心者がブログ運営を理解するには、実際に記事を書き、検索結果に出し、反応を見る経験が必要だからです。
タイトルを変える。
見出し構成を改善する。
検索キーワードを考える。
内部リンクを付ける。
公開後に検索順位やクリック数を見る。
こうした経験は、数記事だけでは十分に蓄積できない場合があります。
問題なのは、100記事を「収益が発生する保証ライン」と考えることです。
例えば30記事まで公開したら、単に「あと70記事書こう」と考えるのではなく、検索データを確認するほうが合理的です。
見るべきなのは、
- 検索結果に表示されている記事
- クリックされ始めた記事
- 10位前後まで順位が上がっている記事
- ほとんど表示されない記事
- 実際に収益が発生した記事
といった違いです。
反応がある記事の共通点を見つけ、それを次の記事へ反映させます。
逆に、ほとんど反応がないテーマばかりを100記事まで機械的に増やしても、改善にはつながりません。
ブログは「記事を書いた本数を競う副業」ではありません。
仮説を立てる → 公開する → データを見る → 修正する
という検証型のメディア運営です。
私は、100記事という数字を目標にするなら、「100記事書けば稼げる」ではなく、100回分の仮説検証を行うという意味で使うほうが実践的だと考えています。

ブログ収入とPVは比例する?41,599PV・月3万5172円から分析
PVはブログ収益を考えるうえで重要ですが、PVが2倍になれば収益も2倍になるとは限りません。
ヘボ氏の2021年3月は、月間41,599PVで総収入35,172円でした。
単純にPVで割ると、
35,172円 ÷ 41,599PV ≒ 1PVあたり0.85円
となります。
しかし、この0.85円を「ブログの平均的な1PVの価値」と考えるのは適切ではありません。
収入の内訳を見る必要があるからです。
同月のGoogleアドセンス収益は7,343円でした。
こちらだけをPVで割ると、
7,343円 ÷ 41,599PV ≒ 1PVあたり0.18円
です。
一方、アフィリエイト収益は27,829円でした。
アフィリエイトは、広告が表示された回数だけで機械的に報酬が決まるとは限りません。
紹介先への移動、申込、購入、成果承認などによって金額が変わります。
そのため、同じ4万PVのブログでも収入には大きな差が出ます。
例えば、調べものをしている人が大量に訪れる記事と、商品やサービスを比較している人が訪れる記事では、読者の行動段階が異なります。
「副業とは」
と検索する読者は、まだ情報収集を始めたばかりかもしれません。
一方、
「○○サービス 比較」
「○○ おすすめ 違い」
などを検索している読者は、選択肢を絞る段階まで進んでいる可能性があります。
検索意図が違えば、同じ1PVでも収益につながる可能性は変わります。
私はPVを店舗の「来店人数」、検索意図を「来店目的」と考えると理解しやすいと思います。
来店者が多くても、散歩の途中で店内を見るだけの人が中心なら売上は小さいかもしれません。
反対に来店者が少なくても、具体的な商品を探している人が多ければ、売上につながる可能性があります。
ブログも同様です。
したがって、アクセス解析で「月何PVか」だけを見るのでは十分ではありません。
どの記事に、どんな検索語で、どのような意図の読者が来ているのかまで見ることが大切です。
ブログ・アフィリエイト収入の現実は?高収入例だけで判断してはいけない
ブログ収入を調べると、「月100万円」「月300万円」といった大きな実績が目につくことがあります。
しかし、これから始める会社員が高収入者だけを基準にすると、現実との距離を見誤りやすくなります。
ブログやアフィリエイトの収入には大きなばらつきがあり、収益がほとんどない段階の人から、高額な成果を上げる運営者まで同じ市場に存在します。
ここで重要なのは、単純な平均値ではなく分布と条件を見ることです。
例えば、アフィリエイトに関する業界調査には、初心者だけではなく長期間運営している人や、複数サイトを持つ人、事業として取り組む人が含まれる場合があります。
その調査結果を見て、高収入者の割合だけを取り出し、
「ブログを始めた人の○%が同じ収入になる」
と解釈するのは適切ではありません。
逆に、低収入層が一定数いるという事実だけを取り出して、
「ブログでは稼げない」
と断定することもできません。
同じ「ブログ運営者」という言葉でも、
運営歴1か月の人。
5年以上続けている人。
記事を10本しか書いていない人。
数百記事を持つ人。
広告収入だけの人。
アフィリエイトを中心にしている人。
複数サイトを運営する人。
このように条件が大きく違います。
そのため、私はブログ収入の統計を見るとき、「平均いくらか」よりも次の条件を確認することを勧めます。
- 調査対象者は誰か
- ブログ運営歴はどの程度か
- 収益源は何か
- 法人や専業運営者を含むか
- 収入ゼロの人を含むか
- 回答者が自己申告か
これらを無視すると、数字だけが独り歩きします。
特に「平均月収」という数字は注意が必要です。
一部の高収入者が平均を大幅に押し上げている可能性があるからです。
初心者にとってより参考になるのは、「何か月目にいくらだったか」「その前後で何を変えたか」という時系列データです。
ヘボ氏の事例が参考になるのも、この点です。
3記事で0円だった時期だけでなく、86記事で3,102円、105記事で444円、180記事で35,172円という変化が確認できます。
成功した一点だけではなく、途中で一度収益が落ちていることが重要です。
収益が右肩上がりで増えるとは限らないという、ブログ運営の現実が数字に表れているからです。
ブログ収入を伸ばすには何を見る?「記事数」よりボトルネックを探す
ブログ収入を改善するなら、最初に見るべきなのは「もっと記事を書くべきか」ではありません。
現在どこで読者の流れが止まっているかを確認することです。
ブログのアフィリエイト収益を簡略化すると、次のように分解できます。
アクセス数 × 収益記事への遷移率 × 申込率 × 承認率 × 報酬単価
実際には案件や広告方式によって条件は異なりますが、問題点を整理する考え方として使えます。
例えば月間PVが極端に少ないなら、集客がボトルネックかもしれません。
その場合は、
検索需要のあるテーマを扱っているか。
検索順位が上がっているか。
タイトルが検索意図に合っているか。
競合と比べて不足情報がないか。
といった部分を見直します。
一方、十分なアクセスがあるのに成果がほとんどないなら、問題は別にある可能性があります。
読者が求めている内容と紹介している商品が合っているか。
比較記事や収益記事への導線が分かりやすいか。
読者が判断するための情報が不足していないか。
こうした点を確認します。
さらに、申込が発生しているのに確定報酬が少ない場合は、成果承認条件や案件の性質まで確認する必要があります。
この考え方を使うと、「とにかく記事を書く」という一つの解決策から離れられます。
これは本業を持つ会社員にとって特に重要です。
会社員の副業時間は限られています。
1日2時間しか使えない人が、反応のない記事を毎日追加し続ければ、時間を消耗します。
反対に、検索結果で11位の記事を6位まで上げるために内容を改善したり、アクセスが多い記事から関連ページへの内部リンクを設置したりしたほうが効果的な場合があります。
私はこの違いを、穴の開いたバケツに例えています。
水を増やすことが新記事の追加です。
しかし、底に大きな穴が開いているなら、さらに水を注ぐ前に穴を塞ぐほうが合理的です。
ブログも同じです。
アクセス不足なのか。
クリック不足なのか。
収益ページへの遷移不足なのか。
申込率なのか。
承認率なのか。
最も弱い数字を特定してから作業内容を決めるほうが、限られた時間を使いやすくなります。

2026年のブログでは何が重要?生成AI時代ほど一次情報を残す
2026年のブログ運営では、SEOだけでなく、自分にしか持てない一次情報をどれだけ残せるかが重要だと私は考えています。
生成AIによって、一般的な説明を整理した文章は以前より短時間で作れるようになりました。
例えば、
「ブログとは何か」
「アフィリエイトとは何か」
「SEOとは何か」
といった基礎知識だけであれば、似た説明を多くの場所で確認できます。
この環境で個人ブログが検索上位の記事を読み直して、同じ情報を表現だけ変えて並べても、読者から見た価値は限定的です。
その一方、
「初月3記事・484PVで収入0円だった」
「86記事まで増えても月3,102円だった」
「105記事になった時点で444円まで落ちた」
「180記事・41,599PVの月は35,172円だった」
といった運営記録は、実際にブログを運営した人しか残せません。
ここに個人メディアの強みがあります。
企業は多くのライターや編集者を使い、大量の記事を制作できます。
しかし、特定の商品を半年間使った変化や、副業を始めて失敗した経緯、自分のサイトで順位が落ちた前後のデータなど、個人が長期間観測した情報は簡単には複製できません。
私は、これからの個人ブログでは「詳しく説明する能力」だけでなく、観測した事実を蓄積する能力がより重要になると考えています。
ただし、体験談なら何でも価値があるわけではありません。
「良かったです」
「おすすめです」
だけでは、第三者が判断できません。
例えば商品レビューなら、
使用期間。
購入理由。
比較した候補。
実際に困った点。
使用前後で何が変わったか。
どのような人には合わないか。
こうした情報まで残すことで、単なる感想から判断材料へ変わります。
ブログ運営の実績も同じです。
「稼げました」という結果だけでは弱いのです。
記事数、PV、収益内訳、変更した施策、停滞した期間などを残して初めて、他人が検証できる情報になります。
これはE-E-A-Tの観点でも重要です。
Experience、つまり実体験は、肩書きを書くだけでは生まれません。
実際に何を経験し、何を観測し、そこからどこまで確認できるのかを示すことが信頼につながります。
ブログ収入の実例をどう見る?筆者の考察と今後の見通し
ここからは私見です。
ブログ収入の実例を見る際、最も避けたいのは「最高月収だけを切り取って未来予測に使うこと」だと考えています。
仮に誰かが月100万円を達成していても、その人が何年運営しているのか、サイトを何個持っているのか、何記事あるのか、外注しているのか、どのジャンルなのかが分からなければ、自分と比較できません。
これはスポーツ選手の年俸だけを見て、「その競技を始めれば同じ年収になる」と考えるようなものです。
最高到達点は市場の可能性を示します。
しかし、自分がそこへ到達する確率までは示してくれません。
ヘボ氏の35,172円という数字も同様です。
「180記事書けば月35,172円になる」という意味ではありません。
私が注目するのは、105記事・444円という時期を挟みながら、180記事・41,599PV・35,172円へ変化している点です。
つまり、単純な積み上げではなく、途中で結果が悪化した時期があります。
ここにブログ運営の実態があります。
検索順位は変動します。
検索需要も変化します。
競合も増えます。
案件条件が変わることもあります。
自分の記事の質が上がっていても、一時的に収益が下がることはあり得ます。
だからこそ、一か月の売上だけで運営全体を評価しないほうがよいと考えます。
記事数×PVではなく、収益が動いた理由を見る
私は実例を見る際、金額より先に「前月から何が変わったか」を確認します。
アクセスが増えたのか。
検索順位が上がったのか。
収益記事への流入が増えたのか。
広告方式を変えたのか。
アフィリエイト案件を追加したのか。
高収益の記事が新しく生まれたのか。
こうして数字を分解します。
ブログは数字の結果だけを見ると、運の要素が大きいように感じます。
しかし、数字の前段階を分解すると、改善可能な場所が見えてきます。
例えば月2万PVあるのに収益ページへの遷移がほぼないなら、さらに8万PV増やす前に導線を改善する価値があります。
反対に、収益記事へ高い割合で読者が移動しているものの、月100PVしかないなら、まず集客を増やす必要があります。
掛け算では、一つの数字が極端に小さければ全体も小さくなります。
そのため、最も弱い部分から改善するのが合理的です。
初収益100円も「構造」を見れば価値がある
初心者がブログ収入を見るとき、私は初収益の100円にも意味があると考えています。
100円そのものでは生活は変わりません。
しかし、検索などから知らない読者が訪れ、その記事を読み、一定の行動を取り、収益が発生したのであれば、一つの仕組みが成立しています。
大切なのは100円を得たことではありません。
なぜ100円が生まれたのかを説明できるかです。
どの検索語だったのか。
どの記事だったのか。
検索順位は何位だったのか。
どこから収益ページへ移動したのか。
なぜその商品を必要とする読者だったのか。
ここまで確認できれば、その100円は次の施策を考えるデータになります。
逆に月1万円を達成しても、理由が分からなければ翌月に再現できないかもしれません。
私はブログ収入を「結果」ではなく「診断結果」と見る考え方が重要だと思っています。
収入が少ないなら失敗と決めるのではなく、数字からどこが弱いかを判断する。
収入が増えたなら成功と喜ぶだけでなく、何が寄与したかを確認する。
この姿勢が、根性論ではなくデータで運営するための土台になります。
SEOだけに依存しない情報拠点にする
今後の個人ブログは、検索順位だけを競う場所ではなく、自分の経験や検証記録を蓄積する情報拠点として運営する価値が高まると私は考えています。
検索エンジンは有力な集客経路ですが、順位を完全にコントロールすることはできません。
検索エンジン側の変化、競合の増加、新しい検索体験などによって、アクセス状況は変わります。
だからといってSEOを捨てる必要はありません。
検索の大きな利点は、何らかの疑問や課題を持ち、答えを探している人と接点を持てることです。
その強みを活かしながら、必要に応じて動画やSNSなど別の接点も持つ。
そして最終的に、詳しい情報や検証データを自分のブログへ蓄積する。
この形なら、ブログが単なる「検索順位を取るための記事置き場」ではなくなります。
自分が積み重ねた一次情報のデータベースになります。
生成AIによって一般論の文章が作りやすくなるほど、この違いは大きくなると考えています。
初心者はブログ収入の目標をどう決める?
ブログ初心者が「月1万円」「月5万円」「月10万円」と金額目標を置くこと自体には問題ありません。
ただし、金額だけを目標にすると、成果が出る前の変化を見逃します。
ヘボ氏の実例では、開始した2018年12月は3記事・484PV・収入0円でした。
2019年12月には86記事・11,164PV・3,102円。
2020年6月には105記事になったものの、6,666PV・444円まで低下しています。
もし「月1万円に届かなければ失敗」という基準だけで判断していたら、この時点では厳しい評価になるでしょう。
しかし、その後2021年3月には180記事・41,599PV・35,172円まで伸びています。
一方で、この実例を見て「続けさえすればいつか伸びる」と考えるのも危険です。
結果が出ない状態で同じ方法だけを繰り返しても、改善につながるとは限らないからです。
そこで初心者は、収入以外にも段階的な指標を置くと分析しやすくなります。
最初は検索エンジンに記事が認識されているか。
次に検索結果へ表示される回数が増えているか。
クリックが発生しているか。
特定の記事へ安定してアクセスが来るか。
収益につながる記事が生まれたか。
同じ仕組みを別の記事でも再現できるか。
この順序で見ていけば、「月収0円だから全部失敗」という極端な評価を避けられます。
一方、数か月経っても検索表示すらほとんど増えないのであれば、テーマや記事設計を見直す材料になります。
重要なのは、待つことではありません。
数字を観測し、次に何を変えるか決めることです。
会社員のブログ副業では、この姿勢が特に重要です。
使える時間が限られているからこそ、「今日は何記事書いたか」だけで自己評価する必要はありません。
今日は新記事を書かず、検索順位を確認する。
上位表示直前の記事を改善する。
古い記事の情報を更新する。
関連記事への内部リンクを整理する。
成果が発生した記事の検索語を調べる。
これらもすべてブログ運営です。
文章を書く時間だけが仕事ではありません。
データを見る時間も、ブログ収入を伸ばすための作業です。
まとめ:ブログ収入の実例は「いくら稼いだか」より変化を見る
ブログ収入の実例から分かるのは、記事を書き続ければ収益が一定の割合で増えるような単純な世界ではないということです。
ヘボ氏の公開データでは、2018年12月は3記事・484PV・収入0円でした。
2019年12月は86記事・11,164PV・3,102円。
2020年6月には105記事へ増えていましたが、6,666PV・444円まで低下しています。
その後、2021年3月には180記事・41,599PVとなり、月収35,172円まで伸びています。
内訳はGoogleアドセンス7,343円、アフィリエイト27,829円です。
この推移から重要なのは、「180記事書けば月3万円になる」という結論ではありません。
記事数、PV、収益源、読者の検索意図、記事同士の導線、公開後の改善が複合的に影響するということです。
ブログ収入の実例を見るときは、最高月収だけを追わないでください。
何記事だったのか。
何PVだったのか。
どの収益源が伸びたのか。
途中で収入が下がった時期はあったのか。
何を変更したのか。
ここまで見ることで、他人の成功例が自分の改善材料になります。
私はブログ運営を、ただ長く走り続ける長距離走よりも、現在地を確認しながら目的地へ進むオリエンテーリングに近いと考えています。
速く走ることより、方向が合っているかを定期的に確認することが重要です。
会社員の副業なら、なおさら使える時間には限りがあります。
記事を増やすことだけを目標にせず、数字を見て、最も弱い部分を一つずつ改善する。
その積み重ねのほうが、再現性のあるブログ運営につながります。
よくある質問
ブログ初心者の収入は月いくらくらいですか?
一律に「月○円」と決めることはできません。
運営期間、記事数、アクセス数、ジャンル、広告方式などで大きく変わります。今回紹介したヘボ氏の実例では、開始時の2018年12月は収入0円で、約1年後の2019年12月でも3,102円でした。
高収入者の実績だけではなく、収益がほとんどなかった時期からどのように変化したかを見ることが重要です。
ブログは100記事書けば稼げますか?
100記事は収益を保証する基準ではありません。
ヘボ氏の場合、2020年6月には105記事ありましたが、月間6,666PV、月収444円でした。
100記事を目指すなら、収益到達ラインではなく、検索結果への表示、クリック、検索順位、収益発生記事などを分析するためのデータが蓄積された段階と考えるほうが現実的です。
ブログ収入はPVが増えれば必ず増えますか?
PVは重要ですが、収入と必ず比例するわけではありません。
ヘボ氏の2021年3月は41,599PVで月収35,172円でしたが、内訳はGoogleアドセンス7,343円、アフィリエイト27,829円でした。
同じPV数でも、読者の検索意図、収益方法、広告単価、商品の成約率などによって収入は変わります。
そのため「何PVあるか」だけでなく、どのような目的を持った読者が、どの記事に来ているのかまで確認することが重要です。
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執筆:黒木智也(ウェブマーケター)


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