※本記事はプロモーションを含みます
ブログ副業は、パソコンとインターネット環境があれば在宅で始められます。ただし、働いた時間に対して報酬が支払われる仕事ではなく、収益化まで数か月以上かかる可能性を見込む必要があります。
未経験者は、初年度1万〜3万円程度の予算と週5〜10時間ほどの作業時間を確保し、まず一つのテーマで10記事を作るところから始めると進めやすくなります。
この記事の要点は次のとおりです。
- ブログの記事作成から収益管理まで、基本的な作業は在宅で完結できる
- WordPressの初年度費用は、契約内容によって1万〜3万円程度が目安になる
- 在宅求人とは異なり、作業時間ではなく集客や成約によって収益が発生する
- 未経験者は、テーマ決定、10記事の作成、収益化、分析改善の順に進める
- 2026年の調査では、回答者の52.8%が月1万円未満だった
- 翌月から確実な収入が必要な人には、ブログより在宅求人や受託業務が向いている
ブログ副業は在宅だけでできる?
ブログ副業は、記事の企画、執筆、公開、アクセス解析、広告管理まで、基本的に在宅で完結できます。
必要なものは、主に次の3つです。
- パソコン
- インターネット環境
- ブログを運営するサービス
スマートフォンでも下書きや簡単な修正は可能です。
しかし、長文の執筆、WordPressの設定、画像作成、表の編集、アクセス解析などを考えると、収益化を目指す場合はパソコンを用意したほうが効率的です。
ブログには、原則として決められた勤務場所や出勤時間がありません。
会社員であれば、出勤前、帰宅後、昼休み、休日など、本業に支障が出ない時間へ作業を分けて組み込めます。
一方で、ブログは記事を書いた時間に応じて報酬を受け取る仕事ではありません。
公開した記事に読者が訪れ、広告が表示されたり、紹介した商品やサービスが申し込まれたりして、初めて収益が発生します。
つまり、ブログ副業とは、単なる在宅作業ではなく、自宅で小さなメディアを企画・運営する事業です。
10時間かけて記事を書いても、読まれなければ収益は0円です。反対に、過去に公開した記事が検索され続ければ、新しく作業をしていない時間にも読者が訪れる可能性があります。
この報酬構造を理解しているかどうかが、ブログを続けられる人と、数記事で挫折する人を分ける大きなポイントです。
在宅ブログに必要な初期費用
WordPressでブログを運営する場合、主な費用はレンタルサーバー代と独自ドメイン代です。
以下は、国内の個人向けレンタルサーバーで一般的に見られる通常料金帯を基にした概算です。割引、契約期間、更新料金、選択する機能によって実際の金額は変わります。
項目 費用の目安 確認すべき点
レンタルサーバー 月500〜2,000円程度 初回料金、更新料金、契約期間
独自ドメイン 年0〜数千円程度 無料条件、2年目以降の更新料
WordPress本体 無料 サーバーとドメインは別途必要
WordPressテーマ 0〜2万円程度 無料テーマでも運営可能
画像・分析ツール 0円〜 必要になってから導入可能
無料テーマを使い、有料ツールを増やさなければ、初年度の支出を1万〜2万円前後に抑えられるケースがあります。
有料テーマ、画像素材、キーワード調査ツールなどを購入すると、初年度に3万円以上かかることもあります。
重要なのは、広告に表示された初回価格だけで決めないことです。
契約前には、次の条件を確認してください。
- 2年目以降の更新料金
- 最低契約期間
- 独自ドメイン無料特典の継続条件
- 自動更新の有無
- バックアップ機能
- 解約や返金の条件
料金やキャンペーンは変動します。申し込む際は、各サービスの公式情報で最新の条件を確認する必要があります。
会社員が確保したい作業時間
本業を持つ会社員なら、まずは週5〜10時間を目安にすると現実的です。
例えば、平日に30分を4日、休日に3時間取り組めば、週5時間になります。
- 月曜日:検索キーワードと読者の疑問を調べる
- 火曜日:参考資料を確認する
- 木曜日:見出しを作る
- 土曜日:本文を執筆する
- 日曜日:校正して公開する
未経験者が3,000〜5,000字程度の記事を作る場合、テーマによっては調査から公開まで5〜15時間以上かかります。
これは公的な統計ではなく、調査量、画像数、WordPressへの習熟度を踏まえた実務上の目安です。専門性の高いテーマや比較記事では、さらに時間が必要になる場合があります。
毎週1記事を公開できないからといって、失敗ではありません。
他人の更新頻度ではなく、本業と生活を崩さず半年間続けられる作業量を決めることが重要です。
在宅求人と個人ブログ副業は何が違う?
在宅求人は作業への対価を得る働き方、個人ブログは自分で集客と収益化の仕組みを作る働き方です。
「ブログ 副業 在宅」と検索すると、ブログ運営以外の求人も表示されます。
代表的な仕事は次のとおりです。
- Webライター
- 記事の入稿作業
- オウンドメディアの編集
- SNS運用代行
- データ入力
- 文字起こし
- オンライン事務
- カスタマーサポート
これらは自宅でできる仕事ですが、自分のブログを運営する副業とは報酬の仕組みが異なります。
比較項目 在宅求人・受託業務 個人ブログ副業
報酬 時給、月給、記事単価など 広告収入、成果報酬、商品販売
仕事内容 発注者や勤務先が決める 自分で企画する
収入発生の時期 契約条件に沿って発生 集客や成約後に発生
納期 指定される場合が多い 原則として自分で決める
収入の予測 比較的立てやすい 変動が大きい
成果物 発注者へ納品する 自分のサイトに蓄積される
主なリスク 契約終了、案件減少 アクセス不足、検索順位低下
翌月から一定の報酬が必要な人には、Webライターやオンライン事務などの在宅求人が適しています。
収益の発生が遅くても、自分のメディアを長期的に育てたい人にはブログ副業が候補になります。
両方を組み合わせる方法もあります。
例えば、Webライターとして記事構成や執筆を学びながら、自分のブログで検索キーワードの選定やアクセス解析を実践できます。
筆者として重要だと考えるのは、「家で働けるか」だけで選ばないことです。
確認すべきなのは、誰が仕事を決め、何を満たした時点で報酬が発生するのかです。
在宅でブログ副業を始めるメリットは?
在宅ブログの主なメリットは、小さな費用で始められ、経験や知識を自分のメディアへ蓄積できることです。
ただし、それぞれのメリットには条件があります。
初期費用を比較的抑えられる
ブログでは、店舗や倉庫を借りたり、商品を大量に仕入れたりする必要がありません。
サーバーとドメインを用意すれば開始できるため、在庫を持つ事業と比べると金銭的なリスクを抑えやすい副業です。
ただし、「完全無料で稼げる」という意味ではありません。
必要に応じて、次の費用が発生します。
- パソコンや周辺機器
- 有料WordPressテーマ
- 画像素材
- キーワード調査ツール
- 書籍や教材
- 外注費
最初からすべて購入する必要はありません。
無料の機能で運営し、記事作成や分析に支障が出た段階で有料ツールを検討するほうが、無駄な支出を防げます。
本業や生活の経験を記事にできる
ブログでは、資格取得、転職、家計管理、趣味、仕事上の工夫など、自分が経験したことを題材にできます。
ただし、経験を日記として書くだけでは、検索から読まれる記事にはなりにくいでしょう。
例えば、「資格試験の勉強は大変だった」という感想だけでは、読者が自分の行動を決められません。
- 何月から勉強を始めたか
- 平日と休日に何時間勉強したか
- どの教材を何周したか
- どこで学習が止まったか
- 何を変えて継続できたか
このように条件と経緯を具体化すると、個人の体験が読者の判断材料になります。
勤務先の機密情報、顧客情報、個人を特定できる内容は掲載してはいけません。経験を生かすことと、社内情報を公開することは別です。
Webマーケティングを実践できる
ブログ運営では、文章を書く以外にも複数の作業を経験します。
- 検索キーワードの調査
- 検索意図の分析
- 競合記事の確認
- 記事構成
- SEOライティング
- WordPressの操作
- アクセス解析
- 広告案件の選定
- 公開後の記事改善
これらは、Webライター、メディア編集、Webマーケティングなどの仕事にも応用できます。
ただし、ブログを開設しただけでは実務能力は身につきません。
記事を公開し、検索表示やクリック数を確認し、仮説を立てて修正するところまで行って、初めて実践的な経験になります。
作業を細かく分けられる
ブログ記事は、一度に完成させる必要がありません。
30分しか取れない日は資料確認だけを行い、別の日に見出しを作り、休日に本文を書くことができます。
会社員にとって、この作業の分割しやすさは大きな利点です。
一方、発注者や納期がないため、後回しにしやすい弱点もあります。
「時間ができたら書く」ではなく、「火曜日は調査、土曜日は本文」のように、作業内容まで予定に入れる必要があります。

未経験から在宅ブログを始める5つの手順
未経験者は、WordPress開設、テーマ決定、10記事の作成、収益化、分析改善の順で進めます。
最初から広告を増やすより、誰のどの疑問に答えるブログなのかを決めることが先です。
1.WordPressでブログを開設する
収益化を目的とする場合、WordPressは有力な選択肢です。
無料ブログサービスでも記事は公開できますが、広告掲載、機能、デザインなどが運営会社の方針に左右されます。
一般的な開設手順は次のとおりです。
1. レンタルサーバーを契約する
2. 独自ドメインを設定する
3. WordPressをインストールする
4. SSLを有効にする
5. テーマと基本設定を整える
近年は、サーバー契約時にWordPress、独自ドメイン、SSLをまとめて設定できる機能もあります。
「最短10分」などの表示は、入力や決済が問題なく進んだ場合の目安です。初めて操作する人は、規約や料金の確認を含めて余裕を持って進めてください。
2.テーマと読者を決める
次に、誰のどの悩みを解決するブログなのかを決めます。
テーマは、次の3条件が重なる分野から選ぶと設計しやすくなります。
- 自分の経験や知識を使える
- 読者が検索する疑問がある
- 関連する商品やサービスが存在する
「資格」「転職」「副業」のような大きな言葉だけでは、対象読者が曖昧です。
例えば、「本業を続けながら宅地建物取引士を目指す会社員」と状況まで絞ると、必要な記事が見えてきます。
- 平日の勉強時間の作り方
- 独学と通信講座の違い
- 教材の選び方
- 6か月の学習計画
- 不合格になりやすい原因
- 試験直前の見直し方
最初から複数の分野へ広げる必要はありません。
まずは、一人の読者に向けて10〜20本の記事案を作れるテーマを選びます。
3.関連する10記事を設計する
最初の10記事は、思いついた順番で書くのではなく、役割を分けます。
一例は次のとおりです。
- 基礎知識を説明する記事:3本
- 始め方や手順の記事:2本
- 比較や選び方の記事:2本
- 失敗や注意点の記事:2本
- 関連記事を案内するまとめ記事:1本
記事では、書き手が説明したい順番ではなく、読者が判断しやすい順番で答えます。
基本構成は次の5段階です。
1. 結論
2. 結論の根拠
3. 具体的な方法
4. 注意点
5. 読者が次に取る行動
公開前には、誤字だけでなく、数字、固有名、出典、著作権、個人情報、広告表記を確認します。
生成AIを使う場合も、出力された制度や統計をそのまま掲載してはいけません。
文章の整理には利用できますが、資料の確認と最終判断はブログ運営者の責任です。
4.収益化の方法を決める
個人ブログの代表的な収益方法は、主に次の2つです。
- 商品やサービスの申込みで報酬が発生する成果報酬型広告
- 広告表示などを基に収益が計算される広告配信サービス
成果報酬型広告は、一般にアフィリエイトと呼ばれます。
ブログで紹介した商品やサービスを読者が申し込み、広告主が定めた条件を満たすと報酬が発生します。
案件は、ASPと呼ばれる仲介サービスで探すのが一般的です。代表例には、A8.net、もしもアフィリエイト、バリューコマース、afb、アクセストレード、Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイトなどがあります。
審査、報酬、成果条件、禁止事項はサービスや案件によって異なります。提携前に最新の規約を確認し、広告やPRを含む場合は読者が分かる形で表示してください。
Googleは2023年11月2日、公式ブログで「Updates to how publishers monetize with AdSense」を公開しました。
この発表では、AdSenseの収益分配構造を変更し、サイト運営者への支払いを、主にクリックを基準とする方式からインプレッションを基準とする方式へ移行すると説明しています。変更は2024年に実施されました。
これは、広告主側の課金方式がすべて表示回数課金になったという意味ではありません。
サイト運営者が受け取る収益の計算方法が、広告表示を中心とする業界標準に近づいたという変更です。実際の収益は、表示回数、広告需要、読者の地域、テーマ、ページ構成などで変わります。
したがって、古い記事に掲載された「1クリック当たり何円」という数字だけで、現在の収益を計算するのは適切ではありません。
5.検索データを見て改善する
記事を公開して広告を設置しても、それだけでは収益化できません。
最低限、次の数字を確認します。
- 検索結果に表示された回数
- 検索結果からのクリック数
- 表示された検索語
- 読まれている記事
- 広告ページへの移動
- 発生件数
- 承認件数
検索表示がほとんどない場合は、キーワード選定や記事内容を見直します。
表示されているのにクリックされない場合は、検索順位、タイトル、記事の対象読者を確認します。
アクセスはあるのに成果がない場合は、読者が求める情報と紹介商品が合っていない可能性があります。
ブログの成果は、概念的には次の式で分解できます。
アクセス数 × 広告への遷移率 × 申込率 × 承認率 × 報酬単価
例えば、アクセスが多くても、紹介ページへ進む割合が0%なら成果は発生しません。
未経験者が見るべきなのは、収益額だけではありません。読者がどの段階で止まっているかを確認することが重要です。
ブログ副業は未経験でも収益化できる?
未経験から収益化することは可能ですが、始めた人の多くが短期間で安定収入を得られるわけではありません。
NPO法人アフィリエイトマーケティング協会は、2026年6月29日に「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2026年」を公開しました。
調査は、国内の主要ASPに登録するアフィリエイトサイト運営者を対象に、2026年3月25日から4月15日までインターネット上で実施され、有効回答数は991件でした。
月額収入の回答は次のとおりです。
- 収入なし:284人、28.7%
- 1,000円未満:105人、10.6%
- 月1万円未満までの合計:523人、52.8%
- 月100万円以上:190人、19.2%
この数字だけを見ると、「約2割が月100万円以上を稼いでいる」と受け取る人がいるかもしれません。
しかし、この調査は日本の全会社員や、ブログを始めた全初心者を無作為に抽出した統計ではありません。主要ASPの会員を中心とする回答型調査です。
したがって、ブログ初心者の約2割が月100万円以上を稼げる確率を示した数字ではありません。
同調査では、収益が高い層ほど運営歴が長い傾向も示されています。
月100万円以上の収入帯では、運営歴5年以上の回答者が約7割を占めていました。また、1日3時間以上取り組む人は全体の29.7%でしたが、月500万円以上の層では78.4%でした。
この調査から読み取れるのは、誰でも短期間で高収入になれるということではありません。
高収入帯には、長期間運営し、多くの時間を投入している回答者が多いという傾向です。
同協会が2025年6月20日に公開した「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2025年」は、2025年4月4日から18日まで、国内主要ASPの会員を対象に実施され、有効回答数は1,374件でした。
2025年調査では、収入なしが417人で30.3%、月5,000円未満までの合計が714人で52.0%でした。
2025年と2026年では回答者数や構成が異なるため、単純な前年比較はできません。
それでも、回答者の半数前後が月数千円から1万円未満にとどまる一方、長期運営によって高収入へ到達している人もいるという二極的な構造が見えます。

収益化まで何か月かかる?
初成果までの期間は、テーマ、記事の質、作業時間、既存の経験、集客方法によって変わります。
数週間で成果が出る場合もありますが、半年以上収益0円が続くこともあります。
検索流入を中心にする新しいブログでは、記事が検索エンジンに認識され、検索結果で安定して読まれるまで時間がかかる可能性があります。
生活費を翌月までに補う目的でブログを選ぶのは、現実的ではありません。
初期段階では、月5万円などの収益目標だけでなく、次の順番で進捗を確認します。
- 10記事を公開する
- 検索結果に表示される
- 検索結果からクリックされる
- 読まれる記事を特定する
- 広告ページへ移動される
- 初成果が発生する
- 成果が承認される
収益そのものを直接操作することはできません。
自分で管理できるのは、調査、記事制作、公開、計測、改善の回数です。
在宅ブログ副業で失敗を避けるには?
在宅ブログでは、記事の作り方だけでなく、本業との関係や税務も自分で管理する必要があります。
細かな制度論をすべて覚える必要はありませんが、開始前に最低限の確認は欠かせません。
すぐに収入が必要なら別の仕事も検討する
家賃や生活費を翌月までに補う必要がある場合、ブログだけを収入源にするのは危険です。
記事が検索される保証はなく、広告サービスやアフィリエイト案件の審査に通らない場合もあります。
早く報酬を得たい人は、Webライター、データ入力、オンライン事務など、作業に対して報酬が定められている仕事を検討するほうが現実的です。
ブログは即金性よりも、将来の集客経路を作ることに向いています。
高収入事例は条件まで確認する
「ブログで月100万円」といった事例を見る場合は、金額だけで判断してはいけません。
少なくとも、次の条件を確認してください。
- いつの実績か
- 売上か利益か
- ブログ単体の収益か
- 運営期間は何年か
- 広告費や外注費を含むか
- 既存のSNSや知名度があったか
- 1日何時間作業していたか
条件が公開されていない実績は、可能性の一例にはなっても、自分が同じ結果を出せる根拠にはなりません。
魅力的な数字ほど、その数字が成立した前提を確認する必要があります。
勤務先の就業規則を確認する
会社員は、ブログを収益化する前に勤務先の就業規則を確認します。
会社によって、副業が自由、届出制、許可制、原則禁止など対応が異なります。
副業が認められていても、次の行為は問題になる可能性があります。
- 本業に支障が出る時間まで作業する
- 勤務時間中に記事を書く
- 会社のパソコンや設備を使う
- 顧客情報や社内資料を掲載する
- 競合企業に利益を与える
- 会社の信用を損なう内容を発信する
匿名ブログであっても、守秘義務や就業規則を回避できるわけではありません。
本業の経験を書く場合は、企業名、顧客名、未公開情報、個人を推測できる情報を取り除いてください。
収入と経費を記録する
ブログで収入が発生したら、売上と経費を記録します。
経費になり得るものには、次の例があります。
- レンタルサーバー代
- 独自ドメイン代
- 業務用ツール
- 書籍や教材
- 画像素材
- 外注費
- 業務に使用するパソコン
私生活と共用する通信費、電気代、パソコン代などは、業務で使った割合を合理的に分ける家事按分が必要です。
国税庁の「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」では、年末調整済みの給与所得者について、給与所得・退職所得以外の所得金額が20万円を超える場合などに確定申告が必要になると説明されています。
ここでいう20万円は売上ではありません。
副業に係る雑所得は、国税庁の「No.1500 雑所得」に示されているとおり、原則として総収入金額から必要経費を差し引いて計算します。
ただし、所得税の確定申告が不要となる制度と、住民税の申告は別です。
複数の勤務先から給与を受けている場合や、医療費控除などのために確定申告をする場合も扱いが変わります。国税庁と自治体の最新情報を確認し、判断が難しい場合は税務署や税理士へ相談してください。
考察:在宅ブログでは「記事数」より再開コストを減らす
筆者としては、在宅ブログ副業の本当の利点は、通勤せずに働けることだけではないと考えています。
会社員が限られた時間を使い、後から検索される可能性のある成果物を自分のサイトへ蓄積できる点に価値があります。
ただし、「公開した記事はすべて資産になる」という説明には注意が必要です。
検索需要がない記事、事実が古い記事、他サイトと同じ説明しかない記事は、公開してもほとんど読まれない可能性があります。
記事が将来的な集客経路になるには、次の条件が必要です。
- 実際に検索される疑問へ答えている
- 数字や条件が具体的である
- 書き手の経験や検証が含まれている
- 情報が定期的に更新されている
- 関連記事へ移動できる
- 読者が次の判断をできる
私がウェブマーケティングの実務で記事を確認する際も、単純に文字数や記事数だけでは評価しません。
検索結果に表示されているか、タイトルがクリックされているか、読者が必要な情報まで到達しているか、紹介する商品と検索目的が一致しているかを分けて見ます。
例えば、アクセスが少ない記事に広告を追加しても、入口となる検索表示が増えなければ成果は変わりません。
一方、検索表示は多いのにクリックされていない記事では、新しい記事を増やすより、タイトルと検索意図のずれを直すほうが効果的な場合があります。
このように工程を分けると、「もっと努力する」「毎日書く」といった抽象的な対策から離れられます。
会社員が継続するうえでは、作業時間の長さだけでなく、次回の作業を迷わず再開できる状態で終えることも重要です。
例えば、作業終了時に「次は第2見出しの根拠資料を確認する」と記録しておけば、次回に最初から考え直す必要がありません。
反対に、「今日はブログを途中まで進めた」という曖昧な状態で終えると、次の作業時に資料を探し直し、構成を読み直し、何をするか決めるところから始まります。
30分の作業時間のうち、10分を再確認に使えば、実際に前へ進められる時間は20分です。
この再開コストは、1回だけなら小さく見えます。しかし、平日の短時間作業で毎回発生すれば、1か月単位では大きな差になります。
ブログを「1記事を書く作業」と捉えるのではなく、次の工程へ分けることが有効です。
- 読者の疑問を整理する
- 一次情報を確認する
- 見出しを作る
- 本文を書く
- 数字と固有名を確認する
- 画像を準備する
- WordPressへ入稿する
- 公開後の検索データを見る
- 必要な部分を更新する
生成AIの普及によって、文章の下書きは以前より短時間で作りやすくなりました。
しかし、文章を速く作れることと、検索読者に信頼される記事を作れることは同じではありません。
2026年のアフィリエイト調査でも、「月100万円以上が19.2%」という数字だけを取り出せば、初心者が成功しやすい市場に見えます。
実際には、調査対象は主要ASPの会員であり、高収入帯には運営歴5年以上や長時間作業の回答者が多く含まれています。
数字は、大きさだけでなく、誰を対象に、いつ、どの方法で集めたのかまで確認して初めて判断材料になります。
今後のブログ運営では、文章量を増やす能力よりも、次の能力が重要になると私は考えています。
- 一次情報を確認する力
- 調査対象と条件を読む力
- 自分の経験を具体化する力
- 読者の疑問を分解する力
- 公開後の数字から問題箇所を見つける力
- 古くなった情報を更新する力
在宅で自由に作業できることは、ブログの長所です。
同時に、仕事の範囲、締切、品質基準を自分で決めなければならないことは、ブログの難しさでもあります。
未経験者が最初に目指すべきなのは、大きな収益額ではありません。
一つのテーマで10記事を作り、どの記事が表示され、どの記事がクリックされ、どの情報が読者の行動につながったかを確認できる状態を作ることです。
まとめ
ブログ副業は、パソコンとインターネット環境があれば在宅で始められます。
WordPressを使う場合、初年度費用は契約内容によって1万〜3万円程度が目安です。本業を持つ会社員は、週5〜10時間ほどから始めると生活との両立を図りやすくなります。
ただし、在宅求人のように、働いた時間へ報酬が支払われる仕組みではありません。
自分でテーマを決め、記事を公開し、検索流入を集め、広告表示や商品・サービスの申込みによって収益化します。
未経験者は、WordPressの開設、読者とテーマの決定、関連する10記事の作成、収益方法の選択、検索データの分析という順番で進めると、作業の目的を見失いにくくなります。
2026年6月29日に公開されたアフィリエイトマーケティング協会の調査では、回答者の52.8%が月1万円未満でした。一方、月100万円以上も19.2%いましたが、高収入帯には長期運営者や作業時間の多い人が目立ちます。
ブログは、短期間で確実に収入を得る方法ではありません。
在宅で始められる低コストのメディア運営として、半年以上の時間軸で記事を作り、検索表示、クリック、申込みまでの工程を改善できる人に向いています。
よくある質問
ブログ副業はスマートフォンだけでもできますか?
下書き、画像の確認、簡単な修正はスマートフォンでも可能です。
ただし、長文執筆、WordPressの設定、表の編集、アクセス解析などを考えると、収益化を目指す場合はパソコンを使うほうが効率的です。
ブログ副業の初期費用はいくらですか?
WordPressで始める場合、レンタルサーバーと独自ドメインを中心に、初年度1万〜3万円程度が一つの目安です。
無料テーマを使えば費用を抑えられます。料金や無料特典は変動するため、初回料金だけでなく更新料金も確認してください。
ブログ副業は何記事で収益化できますか?
収益化できる記事数は決まっていません。
10記事未満で成果が出る場合もあれば、100記事を公開しても検索需要や紹介商品が合わず、収益が出ない場合もあります。まずは一つの読者像に向けて関連する10記事を作り、検索表示とクリックの有無を確認してください。
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黒木智也
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