『ブログ副業はやめとけ』と言われる理由は本当?向いている人・向いていない人を解説

※本記事はプロモーションを含みます

「ブログ副業はやめとけ」と言われるのは、始めやすさに反して収益化までの時間が長く、投入した作業時間を回収できない人が多いためです。

2019年6月3日、新R25 Mediaは、副業アカデミー代表の小林昌裕さんがアフィリエイトを「やってはいけない副業」の第4位に挙げた記事を公開しました。重要なのは、ブログで稼ぐことが不可能なのではなく、初心者が短期収入を期待して始めると失敗しやすいという点です。

新R25でブログ副業はなぜ「やめとけ」とされた?

新R25 Mediaの記事は、「1000万円を失った経験も!? “やってはいけない副業ランキング”と初心者におすすめの副業をプロに聞いた」という内容です。

記事に登場した小林昌裕さんは、1982年に東京都で生まれ、2009年に会社員として不動産投資を開始し、2014年に退職しました。

記事公開時点では、物品販売、太陽光発電、大学講師、コンサルティングなど、20余りの収入源を持ち、副業を教える「副業アカデミー」を運営していました。

このランキングでアフィリエイトは第4位、低単価の仕事は第5位に挙げられています。

小林さんが問題視したのは、高額な初期費用ではありません。

アフィリエイトは誰でも始められるように見える一方で、一般的な仕事と比較できるほどの収入へ育てるには相応の知識、作業量、継続期間が必要になるという点です。

参入者が多く、始める際の心理的なハードルも低いため、「簡単そうだから」という理由で参入する人が増えます。

しかし、記事を書けば自動的に読者が集まり、広告収入が発生するわけではありません。

始める難易度と、収益化する難易度が大きく異なることが、「やめとけ」と言われる根本的な理由です。

なお、新R25の記事はブログ運営者全体を調査した統計資料ではありません。

複数の副業を経験してきた小林さんが、初心者に推奨しにくい副業を実体験に基づいて評価したインタビュー記事です。

したがって、「アフィリエイトは全員が失敗する」という事実を示したものではなく、「初心者が簡単に稼げる副業として選ぶのは危険」という趣旨で読む必要があります。

筆者としても、この区別は重要だと考えます。

「ブログは稼げる」「ブログは稼げない」という二択ではなく、目的、期限、使える時間、収益が出ない期間への耐性によって適性が変わるからです。

【PR】ブログ副業で迷っている段階では、始め方より先に「何を目的に、どこまで時間を使うか」を整理する必要があります。
👉 ブログ副業の現実と始める前の判断材料を確認する


ブログ副業をやめとけと言われる5つの理由

ブログ副業が推奨されにくい理由は、次の5つに整理できます。

  • 収益が発生するまで時間がかかる
  • 記事を書くだけではアクセスが集まらない
  • 執筆以外の作業が多い
  • 開始直後の時給が極端に低くなりやすい
  • 検索順位や広告案件が外部要因で変動する

1.収益が発生するまで時間がかかる

ブログは、働いた時間に応じて報酬が支払われる仕事ではありません。

アルバイトであれば、勤務時間と時給から受け取る金額を予測できます。受託ライティングも、納品して検収されれば、契約条件に応じた報酬が発生します。

一方、自分で運営するブログは、10時間かけて記事を書いても、誰にも読まれなければ収益は0円です。

検索エンジンへ記事が登録されても、検索上位に表示されるとは限りません。

公開した記事が評価されるまでには時間がかかる場合があり、競合サイトより内容が弱ければ、長期間運営してもアクセスが増えない可能性があります。

この時間差を理解せずに始めると、「20記事も書いたのに稼げない」「3か月続けても収益がない」という不満につながります。

しかし、記事数や運営月数だけで成果は決まりません。

検索されないテーマで記事を増やしてもアクセスは生まれませんし、読者の目的と合わない商品を紹介しても申込みにはつながりません。

ブログで最初に必要なのは、我慢ではなく、収益が発生するまでの工程を理解することです。

今月や来月の生活費を補う必要がある人にとって、この時間差は大きな欠点になります。

2.記事を書くだけではアクセスが集まらない

ブログは文章を書く副業だと思われがちですが、実際には市場調査の比重が大きい仕事です。

検索ユーザーは、運営者が書きたい文章を読むためではなく、自分の疑問を解決するために検索しています。

そのため、記事を書く前に少なくとも次の点を調べなければなりません。

  • 誰がどのような言葉で検索するのか
  • 検索した人が最初に知りたい答えは何か
  • 上位サイトはどこまで説明しているか
  • 既存記事に不足している情報は何か
  • 自分の経験や調査結果をどこに加えられるか
  • 読者に合う商品やサービスが存在するか

たとえば、自分が詳しいテーマでも検索需要がほとんどなければ、大きなアクセスは期待できません。

反対に、検索数が多いキーワードを選べば、企業サイト、公的機関、専門家、大規模メディアとの競争になる場合があります。

文章が上手ければ勝てるわけではありません。

読者が求める答え、情報の正確性、運営者の経験、サイト全体の専門性、情報の更新状況など、複数の要素で比較されます。

生成AIで文章を大量に作成できるようになった現在は、一般論を並べただけの記事の価値が相対的に低下しています。

誰でも作れる説明ではなく、一次資料の確認、具体的な比較、実際の検証、失敗条件まで整理する必要があります。

これは、2019年に新R25の記事が公開された当時よりも、現在のブログ運営で重要になっている変化です。

筆者は、ブログ初心者が失敗する最大の原因は文章力ではなく、誰のどの問題を解決するのかを決めずに書き始めることだと考えています。

3.執筆以外の作業が多い

ブログ運営で必要なのは、本文執筆だけではありません。

一般的には、次の作業が発生します。

  • ブログ全体のテーマ設計
  • 検索キーワードの調査
  • 競合記事と検索意図の分析
  • 見出し構成の作成
  • 一次資料や統計の確認
  • 本文の執筆と校正
  • 画像の準備
  • WordPressへの入稿
  • 内部リンクの設置
  • 表示速度やレイアウトの確認
  • 検索順位とアクセスの分析
  • 古くなった情報の更新
  • 広告案件や紹介商品の見直し

会社員が平日の夜に、これらを最初から最後まで処理しようとすると、記事を公開する前に疲れてしまいます。

特に初心者は、WordPressの操作や画像サイズの調整など、収益へ直接つながりにくい作業にも時間を取られます。

対策は、作業量を根性で処理することではありません。

キーワード調査、構成、執筆、入稿、分析を別々の工程として扱い、短い時間でも進められる状態を作ることです。

たとえば、平日の30分で検索意図を調べ、翌日に見出しを作り、休日に本文を書く方法があります。

複数の記事をまとめて調査し、画像作成や入稿だけを同じ日に処理する方法も有効です。

外注すれば時間を減らせますが、費用が発生します。

また、運営者自身が記事の良し悪しを判断できなければ、外注先へ適切な指示を出せません。

初心者が最初から全面的に外注すると、検索意図から外れた記事や、根拠の弱い記事が増えても気づけない可能性があります。

※画像はAIによるイメージ

4.開始直後は時給換算が低くなりやすい

ブログ開始直後の収益を時給へ換算すると、非常に低くなる可能性があります。

たとえば、1か月に20時間作業して収益が1,000円なら、単純計算の時給は50円です。

同じ20時間を使って収益が0円なら、その月の金銭的な時給は0円になります。

新R25の記事では、小林昌裕さんが低単価の仕事を「やってはいけない副業」の第5位に挙げています。

例として、クラウドソーシングにある1文字1円程度のライティング案件について、調査や修正まで含めると時給が低くなる可能性を指摘しました。

受託ライティングと自分のブログは、同じ文章作成でも収益構造が異なります。

受託案件では、発注者の条件に沿って納品すれば報酬を受け取れますが、納品した原稿は原則として発注者のメディアに掲載されます。

自分のブログでは報酬が保証されない代わりに、公開した記事が自分のサイトへ残ります。

ただし、「サイトに残る記事」と「収益を生み続ける資産」は同じではありません。

検索順位が下がればアクセスは減ります。紹介した商品が販売終了になったり、広告案件が終了したりすれば、記事が読まれていても報酬が発生しない場合があります。

ブログ記事は、読者需要があり、内容が更新され、収益手段が維持されている間に限り、繰り返し価値を生む可能性があるコンテンツです。

無条件に「一度書けば稼ぎ続ける資産」と考えるべきではありません。

5.検索順位や広告条件が変動する

ブログ収益は、運営者の努力だけでは制御できません。

主に次の外部要因から影響を受けます。

  • 検索エンジンの評価方法
  • 競合サイトによる新規記事や更新
  • 読者の検索行動の変化
  • 商品やサービスの販売終了
  • 広告案件の停止
  • 成果報酬単価の変更
  • 成果の承認条件や否認率
  • 市場そのものの縮小や拡大

一度検索上位に表示された記事でも、その順位が維持される保証はありません。

記事の情報が古くなれば、より新しく詳しい情報を掲載した競合へ順位を奪われる可能性があります。

ブログはストック型の性質を持っていますが、完全な放置型ではありません。

筆者はブログを、自動販売機ではなく「営業時間を短縮できる専門店」に近いものだと捉えています。

記事が働いている時間は、運営者がその場にいる必要はありません。

しかし、商品説明が古い、読者の需要と品ぞろえが合わない、競合店の説明が分かりやすいという状態になれば、来店者は減っていきます。

この外部変動を前提に、定期的な修正や収益源の分散が必要です。


調査データでもブログ副業は簡単ではない

個人の体験談だけでブログ副業の難易度を判断することはできません。

一方、アフィリエイト運営者を対象にした調査を見ると、収入を得ている人と、ほとんど得ていない人が大きく分かれていることが分かります。

一般社団法人日本アフィリエイト協議会がアフィリエイトサイト運営者1,000人を対象に実施した「アフィリエイト市場調査2025」では、月3万円以上の収入がある人は12.4%でした。

月1,000円未満の人は52.5%で、過去調査より割合は減少したものの、依然として回答者の半数を超えています。

同調査では、月3万円以上の割合が2021年の8.7%、2023年の9.4%から、2025年には12.4%へ上昇しています。

つまり、収益化できる人が存在する一方で、参入すれば簡単に一定額を得られる市場ではないことも示されています。

NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2025」では、有効回答1,374件のうち、収入がない人は30.3%でした。

ただし、これらの調査には注意点があります。

アフィリエイトに関心のある人や、ASPを利用している人が主な回答者であり、日本の副業実践者を無作為に抽出した調査ではありません。

高収入者が回答しやすい可能性も、成果が出ていない人が回答しなくなる可能性もあります。

したがって、調査結果をそのまま「ブログを始めた人の成功率」と解釈することはできません。

それでも、収入がほとんどない回答者が一定数存在するという事実は、「ブログは誰でも簡単に稼げる」という説明と一致しません。

なお、市場全体が消滅しているわけでもありません。

矢野経済研究所は、2025年度の国内アフィリエイト市場規模を前年度比5.0%増の4,598億円と見込んでいます。

市場が成長していることと、個人が簡単に収益を得られることは別問題です。

市場規模が拡大していても、企業メディア、大規模運営者、SNS、動画、ポイントサイトなど、成果を分け合う参加者も存在します。

ここから読み取るべき結論は、「アフィリエイトは終わった」でも「今なら誰でも稼げる」でもありません。

市場は存在するものの、収益は運営者へ均等に分配されないということです。

【PR】記事数だけを増やしても、検索需要と収益導線がずれていれば成果にはつながりません。
👉 ブログ収益をアクセス・遷移・成約に分けて改善する方法を見る


ブログ副業は本当に稼げないのか?

結論として、ブログで収益を得ることは可能です。

ただし、「何記事書けば月5万円になるか」「何か月続ければ稼げるか」という一つの数字では予測できません。

ブログの主な収益方法は、次の3つです。

収益方法 主な成果条件 特徴
広告配信 ページ閲覧、広告表示など 幅広い記事を収益化しやすいが、多くのアクセスが必要になりやすい
アフィリエイト 商品購入、資料請求、サービス申込みなど 読者と商品の一致、申込率、承認率、報酬単価が重要
自社商品・サービス 教材、相談、制作、講座などの販売 利益設計の自由度は高いが、商品作成や顧客対応が必要

広告配信では、アクセス数が収益に与える影響が大きくなります。

ただし、1PV当たりの収益は、テーマ、広告需要、季節、読者の地域、端末、流入経路、広告配置などによって変わります。

ここでは計算方法を説明するため、筆者による仮定値として1PV当たり0.25円を置きます。

この条件で月5万円を得るには、次の計算になります。

  • 50,000円÷0.25円=200,000PV

つまり、仮定上は月20万PVが必要です。

さらに、1記事が毎月900PVを集めると仮定すると、必要な記事数は次のようになります。

  • 200,000PV÷900PV=約222記事

これは「222記事を書けば月5万円になる」という意味ではありません。

実際には、一部の記事へアクセスが集中し、多くの記事はほとんど読まれないことがあります。

また、1PV当たり0.25円も、1記事当たり月900PVも、全サイトへ当てはまる基準ではありません。

この試算が示しているのは、広告配信だけで一定額を得る場合、多くのアクセスが必要になる可能性があるという点です。

アフィリエイトでは、単純なPV数よりも次の掛け算が重要になります。

収益=収益記事の閲覧数×広告への遷移率×申込率×承認率×報酬単価

たとえば、次の条件を仮定します。

  • 報酬単価:5,000円
  • 承認率:80%
  • 申込率:2%
  • 広告への遷移率:20%
  • 目標収益:月50,000円

月5万円には、承認成果が10件必要です。

承認率80%で10件を確保するには、申込みは約13件必要になります。

申込率2%なら、13件の申込みに必要な広告遷移は約650件です。

広告への遷移率20%なら、収益に近い記事の閲覧は約3,250回必要です。

これも成果を保証する数値ではなく、各工程を理解するための筆者試算です。

現実には、商品によって報酬単価や承認率が違い、同じ記事でも季節や価格改定によって申込率が変わります。

重要なのは、収益が出ない原因を「才能がない」の一言で終わらせないことです。

表示回数が少ないなら、検索需要、競合、サイトの専門性を確認します。

表示されてもクリックされないなら、タイトルと検索意図のずれを疑います。

アクセスはあるのに広告へ進まないなら、商品との不一致や説明不足を見直します。

申込みはあるのに承認されないなら、集客している読者層や案件条件を確認します。

数字を工程へ分ければ、修正すべき場所が見えます。


ブログ副業に向く人・やめたほうがよい人

ブログ副業の適性は、文章の上手さだけでは決まりません。

目的と期限を決め、調査と改善を続けられるかが重要です。

ブログ副業に向いている人

次の条件に当てはまる人は、ブログと相性がよい可能性があります。

  • 短期間の収益だけで成否を判断しない
  • 調べた情報を整理することが苦にならない
  • 自分の経験を読者向けの手順へ変換できる
  • 検索表示やアクセスの数字を確認できる
  • 顔出しをせず文章を中心に発信したい
  • 生活を圧迫しない作業時間を確保できる
  • 収益以外にもSEOや文章構成を学びたい

特に重要なのは、自分の経験をそのまま日記にしないことです。

体験談を役立つ情報へ変えるには、次の判断材料が必要です。

  • なぜその方法を選んだのか
  • どこで失敗したのか
  • 他の方法と何が違うのか
  • どのような人には向かないのか
  • 実行前に何を確認すべきか

「私は成功しました」だけでは、読者は再現できません。

成功条件と失敗条件の両方を整理して初めて、個人の経験が他者に役立つ情報になります。

ブログ副業をやめたほうがよい人

次の条件に当てはまる場合は、ブログを第一候補にしないほうが合理的です。

  • 今月中に確実な収入が必要
  • 数記事書けば自動収入になると考えている
  • 調査や情報更新を避けたい
  • 読者の需要より自分の書きたい内容だけを優先したい
  • 完璧になるまで公開できない
  • 睡眠時間を削らなければ続けられない
  • 収益が出ない状態を無期限に放置してしまう

生活費や支払いのために、短期間で一定額を得る必要がある人には向いていません。

その場合は、勤務時間や納品物に対する報酬が明確なアルバイト、配達、事務代行、Webライティングなどを優先したほうが、収入を予測しやすくなります。

新R25の記事では、小林昌裕さんが、投資系の副業で一夜にして約1,000万円を失い、複数の失敗を合わせると損失が数千万円に達した経験にも触れています。

ブログは金融取引ではないため、同じ規模の金銭的損失が生じる副業ではありません。

一般的なブログで失う可能性があるのは、サーバー代、ドメイン代、ツール代、外注費などです。

しかし、見落とされやすいのが作業時間です。

100時間を使って成果が出なければ、その時間を資格取得、転職活動、受託業務、本業の技能向上へ使えた可能性があります。

したがって、ブログ副業の主なリスクは、借金ではなく機会損失です。


ブログ副業を始める前に決める3つの基準

ブログを始めるか迷っている場合は、他人の成功談や「やめとけ」という意見だけで判断する必要はありません。

次の3項目を決めると、自分に合うかを冷静に判断できます。

1.使える時間と費用の上限

最初に、生活を圧迫せずに使える時間を決めます。

平日30分、休日2時間など、実際の生活から確保できる時間を設定してください。

睡眠、家族との時間、本業の準備を継続的に削る計画は長続きしません。

費用についても、サーバーやドメインに加え、有料テーマ、検索ツール、画像素材、外注などへ使う上限を決めます。

成果が出る前から高額な教材やツールを増やすと、回収しなければならない金額が大きくなります。

まずは必要最低限の環境で、調査、執筆、公開、分析を一通り経験するほうが安全です。

2.収益以外に得たい技能

ブログでは、次の技能を身につけられる可能性があります。

  • 検索需要の調査
  • 情報収集と事実確認
  • 読者の疑問を整理する力
  • SEOを意識した記事構成
  • WordPressの操作
  • アクセスデータの分析
  • 商品やサービスの訴求
  • 公開後に改善する習慣

目標収益へ届かなかったとしても、これらを本業、転職、Webライティング、商品販売へ応用できるなら、作業の一部は残ります。

ただし、「勉強になっている」という理由だけで、成果の出ないブログを無期限に続けるべきではありません。

収益、アクセス、技能のいずれも伸びていないなら、テーマ変更や撤退を検討する必要があります。

3.継続・修正・撤退を判断する期限

ブログは長期的な取り組みですが、無期限に続ける必要はありません。

開始時点で、いつ何を確認するかを決めておきます。

会社員が最初の6か月を検証する一例は、次の通りです。

  • 20記事を公開する
  • 月1回は検索表示回数を確認する
  • 表示回数が増えたテーマを特定する
  • 検索順位が10位から30位付近の記事を修正する
  • 読者が次に見たページを確認する
  • 商品ページへの遷移がある記事を特定する
  • 反応がないテーマを継続するか判断する

「6か月で20記事」は成功条件ではありません。

収益を保証する基準でもなく、本業を持つ人が検証を進めるための行動例です。

初期段階では、収益だけを評価指標にすると判断を誤る可能性があります。

一般的には、検索表示、クリック、記事へのアクセス、商品ページへの遷移、申込み、承認という順番で数字が動きます。

収益が0円でも検索表示が増えているなら、タイトルや記事内容を修正する余地があります。

反対に、記事を増やしても検索表示がほとんど発生しない場合は、検索需要、競合、サイトのテーマ設計から見直す必要があります。


2019年の「やめとけ」は現在も妥当か?筆者の考察

筆者としては、新R25で2019年に示された「初心者へアフィリエイトを推奨しにくい」という評価は、現在も一部妥当だと考えています。

現在も、ブログは作業時間に応じた報酬が保証されません。

検索順位、広告単価、成果条件など、自分では完全に制御できない要因も残っています。

一方で、2019年当時と現在では、ブログを取り巻く環境が変化しています。

生成AIの普及により、文章の下書き、情報整理、見出し案の作成などは短時間で行いやすくなりました。

しかし、記事を作る負担が下がれば、競合も同じ道具を使えます。

結果として、一般的な説明を大量に掲載するだけでは差別化しにくくなっています。

AIで作業が速くなったことは、収益化が簡単になったことを意味しません。

むしろ、一次資料の確認、実体験、独自データ、更新頻度、運営者の専門性といった、簡単に複製できない情報の重要性が高まっています。

ここに、現在のブログ副業を考えるうえでの新しい論点があります。

文章作成のコストは下がった一方、信頼される情報を作るコストは下がっていないということです。

生成AIへ指示すれば、数千字の記事を短時間で作れます。

しかし、数字の出典が正しいか、制度が更新されていないか、自分の読者に当てはまるか、既存記事にない価値があるかは、運営者が判断しなければなりません。

ブログ初心者が競うべきなのは、記事の生産速度ではありません。

自分が詳しい領域を絞り、一次資料を確認し、読者が判断できる条件まで整理することです。

また、ブログの成否を収益だけで判断するのも不十分です。

ブログ運営によって検索需要の調査、文章構成、アクセス解析、販売導線の設計を習得できれば、本業や別の副業に応用できる可能性があります。

ただし、技能獲得を理由に赤字運営を正当化してはいけません。

ブログは運営者の練習帳ではなく、読者の問題を解決するメディアです。

一定期間運営しても読者が増えず、検索表示も発生せず、改善方法も見つからないなら、テーマ変更や撤退は合理的な選択です。

筆者が実務上、特に避けるべきだと考えるのは、次のような運営です。

  • 検索需要を調べず記事数だけを追う
  • 無関係なジャンルを無計画に増やす
  • 他サイトと同じ説明だけを掲載する
  • 公開後の検索データを確認しない
  • 成果がないのに高額ツールや外注費を増やす
  • 成功者の収益額だけを見て同じ方法をまねる

反対に、改善しやすい運営では、記事を仮説として扱います。

「このキーワードを検索する人は、この疑問を持っている」と考えて記事を作り、公開後に表示回数、クリック率、アクセス、遷移数を確認します。

想定と違えば、タイトル、見出し、説明の順番、紹介商品を修正します。

このとき、成果が出ないことを自分の才能不足と考える必要はありません。

読者の需要と記事の内容が一致していない、競合が強すぎる、商品選定が合っていないなど、仮説のどこかがずれている可能性があります。

ブログ副業に必要なのは、「成功するまで絶対に諦めない」という精神論ではありません。

使える時間と費用を限定し、数字を確認し、続ける価値がなければ方向転換する冷静さです。


まとめ

2019年6月3日、新R25 Mediaは、副業アカデミー代表の小林昌裕さんがアフィリエイトを「やってはいけない副業」の第4位に挙げた記事を公開しました。

その趣旨は、「ブログでは誰も稼げない」という断定ではありません。

誰でも簡単に始められる一方、十分な収入へ育てるには時間と知識が必要で、初心者が短期収入を期待して選ぶと失敗しやすいという指摘です。

ブログ副業には、収益発生までの時間差、アクセス獲得の難しさ、執筆以外の作業、低い初期時給、検索順位や広告条件の変動があります。

アフィリエイト運営者を対象とした調査でも、一定額を稼ぐ人がいる一方、収入が月1,000円未満の回答者が半数を超える結果が示されています。

今月中に確実な収入が必要な人や、数記事で放置収入を得たい人には、ブログは向いていません。

一方、生活を圧迫しない範囲で検証でき、検索需要を調べ、データを見ながら改善できる人には選択肢となります。

始める前に、使える時間と費用、得たい技能、検証期限、撤退条件を決めてください。

他人の「やめとけ」に従うのでも、成功談を信じ切るのでもなく、自分の目的と条件から期待値を計算することが重要です。


よくある質問

ブログ副業は初心者には難しいですか?

開設するだけなら難しくありませんが、継続的に収益を得るには、テーマ選定、検索需要の調査、記事作成、アクセス分析、修正が必要です。

初心者は最初から多くのジャンルへ手を広げず、自分の経験や知識を生かせる範囲に絞ったほうが検証しやすくなります。

ブログ副業は何か月で収益化できますか?

一律には決められません。

テーマの需要、競合の強さ、記事品質、更新頻度、収益方法によって大きく変わります。

「何か月で稼ぐ」と決めるより、検索表示、クリック、アクセス、商品への遷移が増えているかを段階的に確認してください。

ブログで月5万円を得るには何記事必要ですか?

必要な記事数は決められません。

広告配信、アフィリエイト、自社商品では収益構造が異なり、同じ記事数でもアクセス数、報酬単価、申込率、承認率によって結果が変わるためです。

記事数ではなく、収益へ至る各工程の数字を確認する必要があります。

ブログ副業は会社員にも向いていますか?

本業と生活を圧迫しない作業時間を確保でき、短期間の収益だけで判断しない会社員には向いている可能性があります。

睡眠時間を削らなければ継続できない人や、すぐに一定額を得る必要がある人には不向きです。

生成AIを使えばブログで簡単に稼げますか?

記事作成の一部は効率化できますが、収益化が保証されるわけではありません。

検索需要の判断、事実確認、実体験の追加、競合との差別化、公開後の改善は運営者が行う必要があります。

一般論を大量に作るだけでは、読者や検索エンジンから選ばれにくいと考えられます。

ブログで稼げなかった時間はすべて無駄ですか?

すべてが無駄になるとは限りません。

SEO、文章構成、WordPress、情報収集、アクセス解析などを本業や別の副業へ応用できる場合があります。

ただし、収益、アクセス、技能のどれも伸びていない場合は、期限を決めてテーマ変更や撤退を検討してください。


参考資料

  • 新R25 Media「1000万円を失った経験も!? “やってはいけない副業ランキング”と初心者におすすめの副業をプロに聞いた」2019年6月3日公開
  • 一般社団法人日本アフィリエイト協議会「アフィリエイト市場調査2025」2026年6月12日発表
  • NPO法人アフィリエイトマーケティング協会「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2025」
  • 矢野経済研究所「アフィリエイト市場に関する調査を実施(2026年)」2026年3月18日発表
  • 各資料の数値および公開状況は2026年7月30日時点で確認

【PR】ブログを始めるか迷っている人は、成功例だけでなく必要な作業量、収益構造、撤退基準まで確認してから判断してください。
👉 会社員が無理なくブログ副業を検証する手順を確認する

黒木智也

ウェブマーケター

コメント

タイトルとURLをコピーしました